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Stataで四則演算

Stataで四則演算をしたい時は、displayというコマンドで計算出来ます。
コマンドを打ち込む画面に、
display 計算したい式
を打ち込みます。式には、「+」(足し算)、「-」(引き算)、「*」(掛け算)、「/」(割り算)、「^」(累乗)などの演算子を使うことができます。

例)
  • display 2*(3+5)
    16
  • display 3/2-1
    0.5
  • display 2^3
    8
  • display 8/3
    2.6666667
また、floor()(小数点以下切り捨て)、ceil()(切り上げ)、round()(四捨五入)を組み合わせることもできます。

例)
  • display 8/3
    2.6666667
  • display floor(8/3)
    2
  • display ceil(8/3)
    3
  • display round(8/3)
    3
電卓で計算すれば済む話ですが、Stataのウィンドウを開いたまま、ちょこっと四則演算したい時には便利だと思います。

Stataのログ(.smcl)ファイルをPDFに変換する方法

 Stataのログファイル(.smcl)は、Stataでの作業を記録するのに大変便利ですが、Stataでしか開くことができません。ログの内容を、Stataを使っていないパソコンで開いたり、Stataを使っていない人と共有したりするためには、PDFで保存するのが便利です。

ここでは、Stataのログ(.smcl)ファイルをPDFに変換する方法を2つ紹介します。

(1) Stataの"translate"コマンドを使う方法

Stataにはログファイル(.smcl)をPDFファイル(.pdf)に変換する、translateというコマンドがあります。
使い方は簡単で、translateの後に"変換したいログファイル.smcl" "変換後のPDFファイル名.pdf"と並べます。

translate "変換したいログファイル.smcl" "変換後のPDFファイル名.pdf"

例)
translate "C:\Users\Folder1\ログ.smcl""C:\Users\Folder1\ログ.pdf"

この例では、Folder1というフォルダに入っている「ログ.smcl」をPDFに変換した「ログ.pdf」が同じFolder1に作成されます。

(2) 印刷機能を使う方法

印刷機能を使ってPDFを出力することも可能です。例えばMacであれば、ログファイル(.smcl)を開いて、「印刷」を選ぶと「PDFとして保存」することができます。

(初心者向け)Stataでデータを記述するコマンド(2)

1. generate (新しい変数A)= (条件)

・新しい変数を作ります。「gen」と省略が可能です。

2. replace (既にある変数A)= (条件)

・既にある変数を置き換えます。

3. drop (既にある変数A)= (条件)

・既にある変数を削除します。

4. tabulate(変数A)(変数B)

・クロス表を作ります。以下のようなオプションを付け加えることもできます。オプションを2つ以上組み合わせることも可能です(「,col chi」「,col row」など)
・「tab」と省略が可能です。

オプション1: tabulate(変数A)(変数B), col 

列(縦)の合計を100%としたパーセントを表示したクロス表を作成できます。

オプション2: tabulate(変数A)(変数B), row

行(横)の合計を100%としたパーセントを表示したクロス表を作成できます。

オプション3: tabulate(変数A)(変数B), chi

クロス表を作成した上で、カイ二乗検定を行います。

オプション4: tabulate(変数A)(変数B), exact

クロス表を作成した上で、Fisherの直接確率検定を行います。

オプション5: tabulate(変数A)(変数B), m

欠損値も含めたクロス表を作成します。

(初心者向け)Stataでデータを記述するコマンド(1)

統計分析ソフトウェアのStataで、初心者がまず基本統計量(平均、中央値など)を記述したり、表やヒストグラムを描いてみたりする時に使うコマンドを3つ紹介します。


1. summarize (変数A), detail

・変数Aについて、平均、標準偏差、中央値(四分位範囲)、最小値、最大値などを計算できます。
,detailをつけずにsummarize (変数A)だけにすると、平均や標準偏差は表示されますが、中央値などが表示されません(Stataでは「,detail」のように「,(カンマ)」の後に書くコマンドを「オプション」と呼びます)。
・基本的に ,detailをつけるようにして問題ないと思います。
・summarizeと毎回打つのが面倒であれば、「sum」や「su」と略しても機能します。

[応用] 条件を絞って基本統計量を算出
・summarize (変数A) if (条件式), detail
と条件式を付け加えれば、条件を満たす場合のみの基本統計量を計算できます。

例) 年齢を示す連続変数(age)と、性別を示す変数(gender, 1:女性、2:男性)について、
summarize age if gender==1,detail
とすれば、女性についてのみ、年齢の基本統計量を算出できます。

2. histogram (変数A)

・変数Aについて、ヒストグラムを描きます。
・「hist」と省略することが可能です。

・ヒストグラムの縦軸の単位を何にしたいかによって、オプションを使い分けます。
2-1. histogram (変数A), freq
縦軸がデータの個数になります。

2-2. histogram (変数A), percent
縦軸がパーセントになります。

何もオプションをつけずに「histogram(変数A)」とした場合は、棒の面積の和が1になるように描かれます(histogram (変数A), density と同義)。

3. count if (条件式)

条件式を満たすデータの個数を数えます。

条件式の書き方

3-1. 等号、不等号は、「==」>=」「>」「<=」「<!=
例(変数A)== 5  変数Aが5に等しい
 (変数A)>= 5  変数Aが5以上
 (変数A)> 5    変数Aが5より大きい 
 (変数A)<= 5  変数Aが5以下
 (変数A)< 5    変数Aが5より小さい
 (変数A)!= 5   変数Aが5

3-2. 「かつ」は「&」、「または」は「|」
(変数A)== 5 &(変数B)== 10  変数Aが5、かつ変数Bが10
 (変数A)== 5  |(変数B)== 10  変数Aが5、または変数Bが10

Stataを勉強する教科書ですが、医療系であれば「Stataによる医療系データ分析入門 -統計解析のエレメントからメタ解析まで」が個人的には分かりやすかったです。特に初心者は「付録 Stata解析落穂ひろい」という章にまとめてある、基本的な解析(t検定、カイ二乗検定、相関係数)のやり方が役立つと思います。