Apple純正の充電アダプタの機能には何の問題もないが、やや大きくて重い
Macbook Proを購入すると、Apple純正の充電アダプタ(USB-C)とMagSafe 3ケーブルが付いてきます。2021年に発売されたモデルだと、14インチのMacbook Proであれば67Wまたは96Wの充電器が付属しています(CPUのコア数による)。私が使っているM1 Pro(10コアCPU、14コアGPU)搭載のMacbook Proには96Wの充電器がついてきました。作りもしっかりしていて、プラグ部分を折りたたむこともでき、家で使う分には何の不満もありません。しかし手元で測ってみると、重さは約287g、大きさは約8×8×3cmと、少し大きく重く感じます。そこで今回は、使ってみて便利だった、Apple以外のサードパーティ製の充電アダプタを2種類紹介します。1つ目はコンパクトさ重視の充電器、2つ目は充電速度も速く、かつ少しコンパクトな充電器です。
(1) コンパクトさ重視:Anker NanoⅡ65W
Anker NanoⅡ65W(Ankerサイト、Amazon)は、窒化ガリウム(GaN)を使った小型の充電アダプタです。手元で測ったサイズは約4.2×4.4×3.7cm、重さは約116gと、非常に軽いです。USB-Cポートが1つあり、プラグ部分は折りたたむことができます。この充電器とApple純正のMagSafe 3ケーブルを使ったところ、Macbook Pro 2021年モデル(10コアCPU、14コアGPU)では問題なく65Wで充電することができました。
(2)充電速度を保ち、ややコンパクト:MATECH Sonicharge 100W
MATECH Sonicharge 100W(Amazon)は、MATECH(マテック)という会社の、窒化ガリウム(GaN)を使った充電アダプタです。手元で測定したサイズは約6.7×6.9×3.2cm、重量は208gで、先ほどのAnker NanoⅡ65Wほどではありませんが、Apple純正のアダプタと比べると、かなり小さく軽いです。この充電器とApple純正のMagSafe 3ケーブルを使ったところ、Macbook Pro 2021年モデル(10コアCPU、14コアGPU)では問題なく100Wで充電することができました。
なお、この充電器にはUSB-Cポートが2つあるのですが、両方同時に充電に使ってしまう(例えばMacbook ProとiPad)と、自動的に45Wずつに割り振られてしまい、Macbook Proの充電にはあまり向かないと思います(上記モデルのMacbook Proでは、一応充電はできました)。